2019年05月11日
岩肌に囲まれた正法寺
山奥というわけでもないのに静寂に包まれた寺院。

巌殿観音 正法寺
先に行った永源寺と同じくお釈迦様の誕生日には花祭がありますが、こちらは旧暦に合わせて8日に行われます。
祭りとは云っても、屋台があるものではありませんが。
巌殿観音 正法寺
先に行った永源寺と同じくお釈迦様の誕生日には花祭がありますが、こちらは旧暦に合わせて8日に行われます。
祭りとは云っても、屋台があるものではありませんが。

正法寺は山肌に建つお寺なので、


下からだと綺麗な参道と階段が待ってます。
上からは、こども動物自然公園を越えて、大東文化大学の先。物見山のすぐ側に、トンネル通路があります。
駐車場もありますが、それ程の数は止められないので、物見山の駐車場に止めて歩くのがいいかな。
もうひとつ上にも正法寺の駐車場がありますが

この階段が待ってます。
手摺も付いてますが、小さなお子さんや、足腰に自信がない方は、素直に少し坂を下った、トンネル。もしくを山中をぐるりと回る道をオススメ。
トンネルを抜けると、一気に空気が変わります。

坂道を下ると、大銀杏がお出迎え。
推定樹齢は700年を越え、埼玉県内でも最大級の大きさ。女性に安産・子育守護の対象として信仰されたそうです。
見頃は紅葉の11月下旬から12月。この時期には夜間のライトアップもあります。
この辺り一帯が岩殿山合戦の古戦場である。
岩殿山合戦とは?室町時代の初期(1363年)、初代鎌倉公方で足利尊氏の次男である足利基氏(あしかが もとうじ)と宇都宮氏綱の家臣、芳賀高名との間に起きた戦い。両軍は岩殿山付近で戦った。激戦であったが、最終的に足利基氏が勝利し芳賀氏は敗退、宇都宮氏も降伏した。なお正法寺の北東には、この時足利基氏が陣を張った塁跡がある。
さらに時代が下って戦国時代になると、武蔵松山城をめぐる北条氏康と太田資正との攻防にも巻き込まれる。松山城奪還を目指す北条氏がここ岩殿山に本陣を置いたからだ。永禄6年(1563年)、武田信玄の援軍を得た北条氏康が最終的に松山城を落とすが、それ以前の攻防で正法寺の伽藍や門前町は焼かれている。
雰囲気がありますね。
案内板でも判る通り、上の通路からだと、観音堂の横に出ます。


観音堂
古き良き重厚感のある建物で雰囲気があります。
参拝した時、時代劇の撮影が行われていましたので、都度掛け声があったりと、ちょっと静寂感は失せれてました。
因みに番組は秘密だそうで教えては頂けませんでした。
境内も広くて良いですね。
絵馬堂
本堂の右手に有ります。普段は休憩スペースでも有ります。着物の役者さんが居ました。
木版は結構薄く、書かれてる文字は読めません。
石仏群
絵馬堂の裏手というか、境内をめぐる石崖には小さな石仏が安置され、四国八十八ヶ所の写本尊であり、四国八十八ヶ所を参拝したのと同じ御利益が得られると言われています。
トンネル通路だと行きすぎてしまいますが、観音堂の左奥。大銀杏に隠れた奥に
御嶽大権現・辯財天・愛宕大権現
薬師堂
観音堂を下ると薬師堂があります。
百地蔵堂
薬師堂を少し下った奥にあります。
お時間が許すなら、お地蔵様の数を数えるのも一興かと。

突くことは叶いませんが、鐘楼堂に上がった景色は感無量。
一望できる参道には宿坊の名残。家々に屋号を書いた木札が見られます。
ゆるい上りだが石畳みなので雨の日は注意。まぁ雨なら行かないか。
観音堂の先は柵が無く崖ですので、注意が必要。
また、観音堂の脇から山に入れる小径(獣道)がありますが、此方も柵が無い崖ですので、お子さんの手を離さないように。
開放感から境内を走り回る子供の姿をよく見かけますが、観光地化してない山寺は、特に注意しましょう。
さて、上から下る経路なので、
水屋
ようやく手洗い場ですが、柄杓が2つ。問題なのは自分の先に居た人たちの中。年配の御婦人が柄杓に口をつけて清めを行なって居たので、正直他の人達も? と思うと使う気になりませんでした。作法を知らないにしても、自分が後に使うことを想像すれば判ると思うのですが。

水子地蔵像と弘法大師像。
ここまでが観音堂の境内。
更に階段を下ると


ようやく山門。
仁王像に会えました。
格子で囲まれているところも多いですが、ここはアクリルガラスで囲まれているので、よく見れます。
そして
ようやく本堂。

納経所もこちらにあるので御朱印が頂けます。
正法寺 御朱印『大悲閣』
見所も沢山あり、またちょっとした山歩きに良い場所です。
階段は結構膝にくるので、
山歩きもしたいなら、この小径もオススメ。
やっぱり、こういった山間の寺社や神社が好きだな〜。
Posted by 森人 at 17:00
│神社仏閣巡り
この記事へのコメント
いらっしゃいませ。シャムきちサン。
観光地化した場所よりも、森の声に耳を傾けられる場所は落ち着きますね。
編集カット!(笑)
観光地化した場所よりも、森の声に耳を傾けられる場所は落ち着きますね。
編集カット!(笑)
Posted by 森人
at 2019年05月13日 21:04

こんにちは。
神聖さを感じさせる静寂は僕も大好物です♪
時代劇の撮影、森人さんの登場シーンが今から楽しみですね(笑)
神聖さを感じさせる静寂は僕も大好物です♪
時代劇の撮影、森人さんの登場シーンが今から楽しみですね(笑)
Posted by シャムきち
at 2019年05月12日 21:41
